「大阪泉州地域の中心的な都市」である岸和田市。しかし、それだけでは説明しきれない奥深い魅力や意外性が、岸和田にはあふれています。個性的で、他のまちには無い何かがあり、知れば知るほどおもしろい。そんな岸和田の魅力を「アメカジ」「だんじり祭」「人情」といったキーワードでご紹介します。

岸和田では自発的なものも含め清掃活動が各所で行われています。写真は「きれいな岸和田大作戦」の様子。
商店街にあるレコードショップのベストセラーは人気アイドルの商品ではなく、だんじり関連のCDやDVD!

キーワード【1】アメカジ


岸和田のアメカジに詳しいSHIGEちゃんこと西村茂晃さん
(アパレルショップオーナー)
岸和田には、岸和田で生まれ育ったかっこいい「アメリカンカジュアル(アメカジ)」の店が多くあります。
大阪ミナミのアメリカ村には、岸和田出身のショップオーナーが多かったという話も。
岸和田でなぜ、アメカジなのでしょうか。

数十年前、戦後の岸和田に生れた若者世代がアメリカ西海岸に行きました。海外旅行が今ほど一般的ではなく、インターネットもない時代、カッコよく波に乗るサーファー、おしゃれな音楽、ラフにきこなしたカジュアルウェアなど、アメリカで目にするもの、聞くもの、全てが新鮮で衝撃的でした。
大きな影響を受けた彼らは、これらの文化を岸和田へと持ち帰りました。


西海岸文化を持ち帰った若者たちも、だんじりで強く結ばれた地域(町)の一員です。年功序列が重んじられる中で、最新のアメカジを着こなした姿はカッコ良く、後輩たちの憧れの的!真似るほかに、先輩が着込んだアメカジは後輩へと受け継がれ、良いモノを大事にする岸和田の文化と相まって、岸和田にアメカジが根付いたと言われています。
東京経由ではなく、アメリカ西海岸から直に取り入れ、岸和田流の発展を遂げたアメカジ。今も岸和田市内にはさまざまなショップが個性を競っています。岸和田発信のオリジナルブランド、岸和田在住作家の雑貨など、自分たちが良いと思う上質な商品を売り、それをとことん愛用する市民がいます。
アメカジ第一世代の年配者から若者まで、かっこよくアメカジをきこなす人がいる。これも岸和田の一風景です。
<岸和田で見つかる西海岸>

●サーフィン:サーフィンを愛する人が多く、60代の現役サーファーも。
市内にはサーフショップもあります。

●ヒップホップ文化:ストリートダンス人口が多く、注目を集めるラッパーもいます。

キーワード【2】だんじり祭


「岸和田人はだんじりの太鼓を聞いて育ち、あの世へも太鼓の音で見送られる」と言われています。岸和田市民のDNAに染みわたっているのがだんじりで、だんじりを大事にするからこそ育まれたのが、唯一無二の岸和田っ子気質です。

約300年の歴史があり、岸和田人に愛され続けているだんじり祭。祭りのハイライトである勇壮な曳行が目を引きますが、注目したいのは祭りを支える地域という地盤。「自主運営」「自主規制」「自主警備」の祭礼三原則に則って、市内にある数十の“町会”の自治で行われるためか、祭りを通して、地域・世代間・仲間と深い絆が結ばれ、情に厚い岸和田というまちをつくっています。

綱を持つ場所も年齢で決まっています

引っ越してきても、岸和田ではすぐに地域に溶け込むチャンスがあります。
というのも岸和田では、祭の時期以外にも、清掃や防災訓練、子どもの会のキャンプなど、1年を通して町内行事があります。ママ同士、パパ同士、子ども同士でそれぞれの役割があり、集まる機会が多いため、町内で知らない顔は無いというような関係が築かれていきます。
だんじりは教育の場でもあります。
年功序列の縦社会が築かれ、世代できっちりと役割が分かれています。年長者から教えられ見守ってもらう中で、協力し合うことや敬うことなど、社会で生きていく上で必要な力が自然と身に付けられます。こうやって小さい頃からしつけられ、岸和田っ子が育っていきます。
岸和田の人は、人情に厚い、進んで新しいことをしようとする、一本芯があり流行に流されない、と言われています。
だんじりが生活の基盤にあるからこその気質かもしれません。
<これもだんじりの風景>

●だんじり祭をしない地域の存在:市内には新興住宅地を中心に、「だんじりを持たない=祭りをしない」町も多くあります。
その地域の住民でだんじりを曳きたい人は、どこかの町会に入って地域活動に参加しています。

キーワード【3】:人情


冨田昌秀さん(岸和田で医療や介護に携わり約25年)
冨田さんは学生の頃に市外から移ってきて、すぐに岸和田の魅力に取りつかれ、今ではすっかり熱い岸和田魂の持主です。
「住み心地が良いので出ていきたくない」と語る冨田さん。ヨソから来たからこそ分かる岸和田の魅力とは?

岸和田の人たちは気さくで世話好き。私もかつて市外から引っ越してきましたが、快く受け入れてもらえました。地域内のつながりが強く義理人情に厚いので、困った時はみんなが助けてくれます。都会では隣近所でも疎遠と言われる現代において、昔ながらのあたたかさが残る貴重なまちだと思います。
地域コミュニティがしっかりしている岸和田。世代を超えて人々がつながり、年齢を問わずみんなが顔見知りなので、子どもたちも地域全体で見守ることができています。古き良き「年功序列」が残り、年長者を敬う姿勢などが自然に身につく環境でもあるので、子育てしやすいのではないでしょうか。
そして、岸和田の男は“熱い”のであって、“荒い”のではありません。移ってきた当初は、若さから衝突したこともありましたが、年長者がうまくとりなしてくれ、収まりました。本気でぶつかり合っても冷静になれば分かり合える、熱くてクールで格好いい、それが岸和田の男です。
憧れの先輩岸和田市民の代表格といえば「みっちゃん」(樽谷道弘さん)。若い岸和田っ子から同年代の方まで、口をそろえて「格好いい」と憧れる人物です。だんじりの第210代の年番長でもあり、ファッションリーダー。男気があって、みんなの面倒も見てくれる頼もしい先輩。こんな風に年を重ねたいと思える先輩が岸和田にはたくさんいます。

樽谷道弘さん

<岸和田市民あるある>

●岸和田サラブレッド:岸和田があまりに居心地がよいため、結婚相手の条件に「岸和田市民」または「岸和田で暮らせる人」を挙げる人が少なくありません。
岸和田カップルからは岸和田サラブレッドが産まれます。

●岸和田の人は親切:キョロキョロしながら岸和田を歩けば、よく「どこ行くん?」と声をかけられます。何かあれば、地域ネットワークを総動員して全力で助けてくれることも。

岸和田在住37年 江川さん

一時期岸和田を離れていたからこそよく分かるのが人の温かさ。古き良き「おせっかい」精神が、岸和田には残っています。

岸和田在住約30年 川島さん

岸和田城が威風堂々と建つ素晴らしいまちです。歴史的な建物が目の前にあるというのは重みを感じます。

岸和田在住9年 前田さん

山も海もあって、食べ物がおいしい!特に海の幸は最高で、生シラスが大阪で食べられるんですよ!

生まれも育ちも岸和田 西村さん

太鼓の音を聴いて育ちました。だんじりを愛し、まちを愛する人が多いのが岸和田です。

生まれも育ちも岸和田 山本さん

口は悪いが人情味がある! 
だんじりでまちが結束して一体となります。

生まれも育ちも岸和田 泉原さん

岸和田と言えば「人情、だんじり、そして苔!」地球温暖化防止のため車の屋根に苔を載せています。岸和田に見に来てね!

生まれも育ちも岸和田 吉田さん

ズケズケと言うけど、それが岸和田のウリ(笑)。一時期、仕事の都合で岸和田を離れましたが、戻ってきたくなるまちなんです。

生まれも育ちも岸和田 渋谷さん

少し荒く聞こえる“岸和田ことば”に驚かれる人もいますが、自分のことのように心配してくれる、人情味があるまちです。

岸和田在職8年 行松さん

人を一人前に育てようとする気概のあるまちで、いろんな人から温かい言葉と指導をいただき、成長させてもらっています。

岸和田在住36年 滝口さん

生業が写真業でだんじりのカレンダーを作っています。提灯を灯し子どもが曳く夜のだんじりも必見です。

岸和田在住15年 奥村さん

岸和田はだんじりはもちろん、都会の便利さと自然のふれあいが両方感じられ、子供からお年寄りまで元気に楽しく過ごせる街です!おいしいランチのお店もいっぱいですよ!

岸和田在住5年 後藤さん

人が集まりワイワイ賑やかなところもあれば、山の方に行くと自然にふれあえる場所もあるので、子どもたちにはいろんな体験をさせてあげることができ、良い刺激になっています。

岸和田在住18年 佐々木さん

違う街から引っ越してきたので、最初は少し不安もありましたが、子どもができると周囲の支えもあってとても早く馴染むことができました。


岸和田市
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